自民党新総裁・役員人事  ”安倍傀儡”人事そのもの 岸田氏の政治姿勢に各紙批判



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自民党新総裁・役員人事

改憲推進・疑惑解明に背  “安倍傀儡”(カイライ)人事そのもの

「私たちは生『まれ変わった自民党』をしっかりと国民に示さなければならない」―岸田文雄。自民党新総裁は総裁選勝利後のあいさつでこう訴えました。しかし、岸田氏の党役員人事は、安倍晋三前首相側近の人物が起用された”安倍愧儡(かいらい″)人事そのものです。

幹事長に選ばれた甘利明税調会長は、安倍政権でアベノミクス、環太平洋連携協定T(PP)の推進で中心的役割を果たした人物。安倍氏と麻生太郎副総理兼財務相に近いとされ、安倍・麻生・甘利の頭文字から3「A」と称される盟友関係です。副総裁には麻生氏が就任。甘利幹事長・麻生副総裁体制はまさに安倍政治の継承の宣言です。読「売」1日付も、岸「田氏3『A』が後ろ盾」(3面)との見出しで報じました。

政調会長には総裁選で安倍氏が全面支援した高市早苗前総務相を起用。内閣人事でも安倍側近の一人、松野博一元文部科学相の官房長富への起用を検討するなど、安倍氏の影響は明白です。

また甘利・高市両氏は安倍氏の側近として、憲法9条ヘの自衛隊明記を含む「自民党改憲4項目」の推進を担ってきた人物。高市氏は総裁選の討論会で改憲の必要性を主張し、「(憲法)審査会の回数を増やさなければいけない」などと述べています。岸田氏も総裁任期中の改憲実現を明言しており、強力な改憲シフトとなります。

「ハト派」とされる宏池会会長の岸田氏ですが、安保法制にもとづく台「湾有事」での軍事対応に言及し、改憲推進の「日本会議国会議員懇談会」にも所属するなど靖〃国派″の一員です。高市氏は同懇談会の中心メンバーの一人で、選択的夫婦別姓反対の急先鋒(せんぼう)でもあります。

また甘利氏は安倍政権下の2016年、金銭授受。あっせん利得疑惑で閣僚を辞任。その後も疑惑についての十分な説明責任は果たしていません。加えて、19年参院選での河丼克行。案里夫妻の大規模買収事件に関わって、当時、党の選対委員長を務めていたのが甘利氏です。甘利氏は自民党本部が河丼陣営に提供した1・5億円の巨額資金について「1分も関わっていない」などと賣任逃れの無責任な弁解しかしていません。安倍・菅政権下で相次いだ政「治とカネ」の問題や疑惑の解明にも背を向ける人事です、
(中野侃)

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岸田氏の政治姿勢に各紙も批判

「東京」「負の遺産」向き合わず
「琉球新報」基地問題変わらない

9月30日付新聞各紙は、自民党新総裁に選出された岸田文雄氏の政治姿勢について、安倍・菅政治の継承であると批判する社説や論評をそろって掲載しました。

「東京」は総裁選での岸田氏の訴えについて「森友学園問題に象徴される『負のの遺産』に正面から向き合う姿勢は見せずじまい。自民党は、安倍。営政治の継続を選択したと言える」と述べ、「毎日」は「選出過程でも、最後には派閥力学がものをいった。裏で影響力を行使するキングメーカーのように振る舞ったのが安倍氏だった」と厳しく批判しました。

岸田氏の唱える「民主主義の危機」打開への姿勢についても、「信濃毎日」は「民『主主義の危機』を訴えるなら、安倍・菅政権の総括から始めるべきだ」、「琉球新報」は「基地問題を見る限り、安倍・菅政権と変わりなく、まったく物足りない」などと指摘しました。

「朝日」は岸田氏に対し「政治への信頼回復に向け、真摯(しんし)に説明を尽くす姿を国民の前に示すべきだ」として、「首相に選出された後、所信表明演説と代表質問だけにとどめず、野党が求める予算委員会か、十分な時間をとっての党首討論を開いてはどうか」と問いかけました。



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