大笑いの国会中継 伊藤悟のひょうたん島便り (vol 33)
今や、国会中継は一大エンターテインメントになっている。安倍首相の答弁が、答えになっていないのを通り越し、失笑をも通り越し、もはや大笑いのレベルだからだ。
例えば4月H日の衆院予算委員会、立憲民主党。 枝野幸男代表の質問「愛媛県の文書は、どっかの誰かが嘘をついたということですか」に対して。
安倍首相「あの、いわば、愛媛県の文書についてはですね。 私としては、え―県の文書についてコメントする 立場にはないわけで、ございますが(議場「はあ―?」)。え―私は部下を信頼して仕事をやっているわけでありまして、え―総理秘書官在任中もそうでありましたが、柳瀬元秘書官の発言は、私は元上司として信頼をしております。その上で、愛媛県が作成した文書について国としてコメントする立場にはございません」。質問に答えていないばかりか、日本語としても成立していない。
愛媛県の文書には、当時の柳瀬唯夫・首相秘書官が、加計学園の獣医学部新設は「首相案件」だと学園関係者に発言したと書かれている。その前に行われた首相と加計孝太郎理事長との会食にも言及されている。
この会食について、安倍首相の答弁も傑作だ。「まずですね、あの、私と加計理事長と下村大臣で3人で会食したことはあります。ということは明確であります。この文章が何を意味するところかということについて主語等々が明らかでないので、こちらでいわば理解をしながら申し上げなければいけないと思います。まず、3人で会食したことはないということがひとつ。もうひとつは…」。
えっ、同じ答弁の中で会食の 有無が食い違っていますが…。
意味不明な間投詞
どの答弁でも苦しくなると、言い淀みや言い間違いや無意味な繰り返しが多くなる。言葉にも「あの―」「え―」といった 間投詞が多くなる。
「これはっきりと申し上げてね、はっきりと申し上げて、いいですか、で、そういうですねえ、で、そのなかでですね、そのなかで、この、お、え―」。 これはある答弁の一部をそのまま再現したもの。間投詞のオンパレードが一 目瞭然だ。
新聞は答弁の要約ではなく、全文の書き起こしを載せ、テレビは奇怪な日本語を繰り返し流してはどうか。どれだけ誠意がないのか、そして何を隠そうとしているのかがはっきりと分かるはずだ。
森友学園には昭恵夫人が入れ込み、加計学園は安倍首相のアメリカ留学以来の友人である加計理事長が経営する。首相はその両方に″えこひいき“をしたが、意味不明な多弁と開き直りで逃げ切ろうとしている。首相のウソをウソとしてきっぱり追及していくしかない。

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