みどり野診療所相談室便り(2020年3月・4月)


2020年03月・04月相談室便り.jpg

 世界中がコロナウイルス騒動に巻き込まれて、生活するうえで、必要最低限の営業を除いて、ほとんどの社会的活動がストップしています。ウイルスの全貌が不明、その予防、治療のワクチンも研究のさなかです。決定的な治療法のない中で、すべての生産活動をストップして、国どうしも国民同士もなるべく関わりを持たず、引きこもって生活するしか手が無いというのは、このテクノロジーの時代におおいなる皮肉です。

 感染は徐々におさまりつつありますが、この後にどんな社会が構築できるのか、生活が破綻した人たちの生活の救済がどうなるのか、明るい先が見通し出来ない現状です。

相談件数
3月

新規ケース  3ケース
継続ケース 39ケース
トータル  42ケース
4月
新規ケース  0ケース
継続ケース 54ケース
トータル  54ケース

2019年度のまとめ(2019年4月~2020年3月)
相談件数
新規ケース  24件
継続ケース 555件
トータル  579件

1.無料低額診療減免に関して
 全体で23ケース、内新規ケースは7ケースでした。しかし短期終了ケースが6ケースあり、現在16ケースです。新規ケースの内訳は低年金4ケース、低収入の労働者、引きこもり的な生活をしていた人です。
 年金生活になり、継続して医療が必要になると、医療費が家計を圧迫して通院が大変になってきます。不安なく通院を確保するために、継続して減免の手続きを必要とするという状況があります。労働者層も不安定な就労、低所得であり医療が必要になり、減免の手続きを取りました。一旦その層に陥ってしまうと、安定した給与水準の職に就くことができず、問題は再燃するかもしれません。

2.継続して通院の患者さんには、その都度、声かけをして、生活状況の把握、介護サービスの利用、家族関係の把握などに努めた。結果として気楽に相談ができる関係作りにつながっていると思います。

3.院内の関連職種との連携に関して 
 ワーカーが関わっているケースに関して、気になる患者さんとして職場会議に報告、全体でのカンファレンスを行い情報を共有して、援助方針を統一するようにしました。その都度の報告が電子カルテ化された以降なかなかできず、今後の課題です。

4.他機関との連携に関して
 区役所主催のセーフティネット会議に参加して、無低事業に関して説明をして、結果として、個々のケースに関して相互の相談がしやすくなっています。
 長期外来通院の患者さんたちがADL低下に伴い、より介護サービスを必要としてくることが増えているが、当院外のケアマネジャーと連絡が取りにくい問題があります。

5.その他
 単身者、老人世帯、家族同居であっても、一人で通院出来ている患者さんたちは、病状の変化、ADLの変化に伴い、家族の理解と協力が欠かせないが、その働きかけ方が足りなかったように思えます。要介護レベルが高くなってくると、介護サービスだけでは不足で、家族の協力なしには在宅介護は成り立ちません。


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