“全体主義”に挑む俳優   古館 寛治さん

“全体主義”に挑む俳優

NHKの大河ドラマ「いだてん」で、可児徳役を好演している俳優の古舘寛治さんが、ツィッターで政治的な発言を続けている。

古舘さんは前提として「このままではこの国は、全体主義国家に簡単に戻りうると思うのです。全体主義に憧れる権威主義者がかなりいる」と分析する。

権威主義の象徴が自民党の改憲草案で、この案が通ると、緊急事態条項が独裁を呼ぶことや「基本的人権」「国民主権」「平和主義」が否定されることを具体的に指摘する。「全体主義は全てを権力者に委ねて楽チンだからこそ、はまってしまう」と警鐘を鳴らしている。

この原稿を書いている7月14日現在、古舘さんは「民主主義を絶やさないためにも、選挙に行こう」と毎日のようにツィー している。

私も今回の参院選で、改憲勢力が3分の2を下回るように周囲への働きかけを続けている。憲法改正の発議には衆参両院議員の3分の2以上の賛成が必要だからだ。

私が危機感を募らせるのは、政治的な立場や意見を強く表明する古舘さんに対して、攻撃する人が後を絶たないことだ。

古舘さんのツィートのコメントには、脅しや中傷がたくさん付く。「俳優生命もおしまいだな」をはじめ、「公営放送の看板番組に出ている俳優が政治的に偏った発言を繰り返すのはいただけないので、各所通報しておきました」と威嚇するコメントさえ。「人間として失格」なる意味不明な発言もある。

古舘さんはひるまず「私通報されたようです、何の罪なんだろ?。政治偏向罪?・俳優政治発言罪?・アベ批判罪?」「私はどうも全体主義国家に迷い込んだようですぞ」などとかわしている。古舘さんの気概を見習わなくては。

追悼コメント垂れ流し

7月9日にジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が亡くなって以降、テレビはその話題で持ちきりだった。ジャニー喜多川氏が育てたタレントを紹介し、彼らの追悼コメントを延々と流し続けていた。

テレビではジャニー喜多川氏 の功績しか語られず、事務所の少年を性的に虐待して裁判で有罪が確定している事件など、″裏″の部分はネット上でないと知り得ない状態だ。この事件が氷山の一 角なのは関係者から 直接聞いている。これも全体主義的傾向だ。

一方、直前に迫っていた参院選に関してはきちんと報道されなかった。各党の公約の比較や街頭演説はちょつとだけ。安倍政権の問題点は完全に避けられていた。もはや“付度″というより露骨な政権党擁護だ。

この号が出るのは8月上旬。 既に参院選の結果は判明している。古舘さんの言う“全体主義”に近づいていないことを祈るのみである。

2019-09-05-全体主義に挑む俳優.jpg

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント