豊田先生の健康ガイド (その118)  ─ 下痢などの食中毒についてー

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─ 下痢などの食中毒についてー

☆どうして症状がおこるのか


便回数が増え、粥(かゆ)状の便が出てくる「下痢」は、食中毒など感染したとき、腸の吸収が不十分なとき、暴飲暴食やストレスなど腸が動き過ぎるときおこります。

腸は十二指腸から肛門までをつなぐ消化管です。胃で消化された食物 は「小腸」で消化酵素によりさらに 分解・栄養素を吸収し液状もしくは 粥(かゆ)状となります。

その後「大腸」で水分が吸収されて固形化し、肛門へと送られます。

腸の動きは自律神経の働きが大きな役割を果たしています。便を体外に送り出すためのぜん動運動は、胃に食べ物が入ると指令が出ます。

また、便が直腸に達すると大脳に指令が送られ、便意をもよおします。

ただ便意を感じても肛門の括約筋を締めてがまんし、脳からの指令によって排便をがまんすることができます。

☆どうして下痢するの

下痢は、起こす原因によって 三つの症状に分けられます。

一、分泌性下痢:食あたりなど細菌に感染したり、小麦、魚介などによる食物アレルギー、薬の影響で腸粘膜に障害を起こしたときに腸管の分泌液が過剰となり下痢を起こします。

二、浸透圧系下痢:腸管内に腸の外から水分を取り込もうとする成分があると、水分吸収がうまく行われず、下痢を起こします。浸透圧を上げるものには、一部の下剤(マグネシウム含有製剤など)やサプリメント、食品(ソルビトール、キシリトールなど)があります。

三、運動亢進性下痢:ストレスや暴飲暴食、冷えなどによって自律神経のバランスが崩れ、腸の動きが過剰に亢進(こうしん)すると、便の通過スピードが速くなって水分の吸収が不十分になり下痢を起こします。腹痛を伴う事が多いのが特徴です。

☆予防するには

下痢は、食生活を含めた生活習慣が原因で起こります。まずは日々の健康管理を行い、腸の健康を維持することが肝心です。ウイルスや細菌などの感染が原因になることもあるので、食品の管理や衛生面に注意しましょう。また、ストレスをためないよう心がけることも大切です。

●飲み過ぎ・食べ過ぎに気をつける
●下痢を起こしやすい食事を控える
●冷えから体を守る
●ストレスをためない

感染性の下痢を予防するために
●食品の調理法に気をつける
●食器器具の衛生管理をしっかりと
●旅先での食事にも注意

☆下痢・食あたりには

食べ過ぎや飲み過ぎ、寝冷えなどが原因で起こる下痢の症状は、ほとんどがセルフケアで症状をやわらげることができます。下痢が長く続いたり、激しい痛みを伴う、吐き気や発熱などがある場合は、すぐに医師の診断を受ける必要があります。
みどり野診療所にご相談下さい。 電話 045-981-7222

次回、食中毒や下痢の原因症状に合わせた適切な対処法を記載します。

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