ドキュメンタリー映画「主戦場」 「慰安婦」 論戦 事実と論理で

ミキ・デザキ監督が会見


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日系アメリカ人2世のミキ・デザキ監督のドキュメンタリー映画「主戦場」が20日から公開されます。「慰安婦」問題について、論争のさまざまな主張やニュース映像など膨大な資料を収集し分析。見る者を論争に巻き込むかのような展開で、緊張と発見の連続です。監督が4日、東京の日本外国特派員協会で会見にのぞみました。

デザキさんは、1983年、米フロリダ州生まれ。米国の大学で学位取得後、2007年に来日。日本で教師を務めながら社会問題の動画投稿を続け、「慰安婦」問題での差別などを指摘したのに対しネオ・ナショナリストから攻撃、脅迫されたのを契機に「慰安婦」問題に関心を持ちはじめたといいます。

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3年がかりの作品。インタビューで登場するのは、加瀬英明(日本会議)、櫻丼よしこ(ジャーナリスト)、杉田
水脈(自民党衆院議員)、中野晃一(政治学者)、林博史(歴史学者)、藤岡信勝(新しい歴史教科書をつくる会)、吉見義明(歴史学者)の各氏ら計30人近くにのぼります。

「最初に保守派の人を取材したら、自分が知っている事実と思っていたことを疑うことになったり、問い直すことになったりしました。いろいろと提示される事柄を覆すものが私の中に無かったので感情が揺れ動いてつらいものでした。この映画を見る観客にも私のような思いを持ちながら見て欲しいと思います。」

「慰安婦」は20万人?本当に「強制連行」で、「性奴隷」だったの?

歴史修正主義の人たちが、元「慰安婦」や彼女らを支援する人たちの主張を批判してきた数々の論点、さらにそれへの論及が相互に紹介されていき、事実と論理の力に圧倒されます。

「何度も問いを突き付けられ、それを反証していく。ディベートや議論をプロデューサーと重ねながら、自分の考えが固まっていき、編集段階ではじめてゆるぎない考えになりました。映画作りのプロセスでは編集が大好きです。3カ月かかりました」

昨年、釜山国際映画祭で 初上映。そこでの印象的な反応をこう語ります。

「『慰安婦』を支援している人たちもある程度批判している映画なので、その人たちからの批判を覚悟していま したが、若い女性が、日本に『慰安婦』を応援する人がいると知らなかったので驚いた、と。日韓関係の問題で ある『慰安婦』問題が、この映画を通して人権問題だと気づいたと語っていました」

A級戦犯容疑者であった岸信介の戦後の出発にさかのぼり、孫である安倍晋三首相の内閣富房副長官時代のNHK番組への介入問題など取材は多岐にわたり、安倍首相や日本会議の狙いに鋭く言及しています。

「『慰安婦』問題の映画なのですが、この問題をなぜこれほどまで沈黙させようとしたりしているのかということが大きなテーマだと考えていますので、つながりのあることは何でも調査しました」

広く深い取材で驚くべき証言も掘り起こしています。元「慰安婦」の登場は数少なく限定。深い敬意が感じられます。

公式サイト:http://shusenjo.jp/

上映映画館: https://movie.jorudan.co.jp/theater/

映画: https://midori-tomo.at.webry.info/theme/c916de9aa1.html

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この記事へのコメント

いちご
2019年05月07日 23:36
映画「主戦場」に登場される吉見義明氏は、ある本の鼎談で、
既に1935年からあった「史料の真贋検討法」等を書いた本
を話題にしていました。

   参考『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』
   教育資料出版社1997・p190

彼もその昔の本、今井登志喜『歴史学研究法』を、
検討はしただろう、と思います。

しかし彼は、その本の内容(真贋の検討、虚偽の例)を、
仲間である左派研究者には、教えませんでした。

そして彼は、自分が提出する資料の真贋について、
全く検討してきませんでした。

しかし、歴史認識問題の資料には、多くの贋作があります。

2018年5月の「NNNドキュメント『南京事件 2 』」では、
冒頭5分でねつ造現場が映し出されました。
燃え殻が盛り上がっている発掘現場なんてあり得ません。
番組はユーチュブで確認できます。

それは、東京都埋蔵文化センターと防衛省戦史研究室に、
ねつ造文書の関係者がいる、という証拠です。

吉見義明氏が、防衛省戦史研究室経由で出してきた資料には、
疑惑があります。

以下ページに続きがあります。
「消えた『真贋検討法』」
http://tikyuudaigaku.web.fc2.com/190505tsukurusyuppan.sinoda.html

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