2018年度予算概算要求の焦点 ②  公共事業  「成長力」口実に大型開発


画像



国土交通省は公共事業 関係費として、2017 年度当初予算比1 6%増の 6兆238億円を要求し ています。政府の公共事 業関係費全体の約8割を 占めます。うち、社会資 本総合整備が3 9%、道路 整備が2 6%を占めていま す。「 新しい日本のため の優先課題推進枠」は1 兆4228億円。「 生産 性向上」「 成長力強化」 などをうたって大型開発 を引き続き推進する方針 です。

外環道の建設推進

「効率的な物流ネット ワークの強化」に17年度 当初予算比28%増の2784億円を計上しました。東京外かく環状道路 など三大都市圏環状道路 の整備を含んでいます。 外環道は、住民の立ち退きや環境破壊など様々な 問題が噴出していますが、住民の反対の声を無視して進められています。整備費は1メートルあたり1億円にも上ります。

首都圏空港などの機能 強化に2 4%増の191億 円を求めています。2 0年 のオリンピツク・ パラリンピツク東京大会などに 向けた対応として、羽田 空港では、2 0年に発着便 本数を増やすためにルー ト変更が計画されていま す。変更後のルートで は、発着機が東京都心な どの住宅密集地上空を飛 行することになり、関係自治体の住民からは騒音 被害や事故の危険に対する不安の声が出されています。

緊急性の薄い国際コンテナ戦略港湾などの機能 強化に17%増の979億円を求めています。インフラシステム輸出の戦略的拡大に22%増の43億円 を計上。相手国要人の招請などに取り組み「官民 連携によるプロジェクトの受注拡大に向けた枠組 みの構築・展開」を進めるとしています。

「整備新幹線の着実な 整備」として17年度と同額の755億円を要求。北海道、北陸、九州新幹線を含みます。

新技術導入を強調

人工知能( AI)など の新技術導入や民間投資 の拡大を強調していま す。新技術で建設現場の効率化を図る 「アイ・コ ンストラクション」の研究や普及に386晰増の 33億円を要求していま す。

頻発する風水害・土砂災害や大規模地震・津波に対する防災。安全交付金には17%増の1兆2982億円を計上しています。水害対策には14%増 の4774億円を要求。「水防災意識社会の再構築」のために 「ハード・ ソフト一体となった防災・減災対策を強化する」としています。そのほか、土砂・火山災害対策 に22%増の960億円、南海トラフ巨大地震など大規模地震対策は11%増の1772億円、インフラ老朽化対策には1 9%増 の5087億円を求めて います。

災害復旧などについて は534億円で1 7年度と 同額。東日本大震災復興 特別会計は4859億円 で9%減となっていま す。  

    ( つづく)





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック