「患者申し出療養」制度が4月からスタートします。


先日「安心して、生きれる国へ(5)いのちを金で買う世の中に!!」の中で、「患者申し出療養」が新たな「混合診療」拡大につながる制度と述べていました。それは「高額な医療費」が必要になり、「健康被害がおきても患者の自己責任」であり、「低所得者にははらえない」と説明しています。
http://midori-tomo.at.webry.info/201603/article_21.html

 そこで、新聞の記事を参照しながら、このシステムの内容を「流れ」と一緒に説明することにします。
まず、「患者申し出療養の流れ(イメージ)」を参照願います。

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A.(患者申し出療養とは?その特徴)
保険診療と保険外の自由診療を組み合わせた混合診療の拡大策「患者申し出療養」制度が四月からスタートする。日本では認められていない医療をいち早く受けられる可能性が広がるが、保険外の部分の自己負担は高額で、患者にとつて使いやすい制度になるかどうかは未知数です。

厚生労働省が自由診療で想定しているのは、国内未承認の薬や治療法のほか、既に承認されている薬や治療法を別の病気で試みるケ―スと言えます。

B(患者申し出療養の流れ)
①患者は四月から、かかりつけ医などの身近な医療機関で制度の利用について相談し、②全国に八十以上ある大学病院などの特定機能病院や臨床研究中核病院を通じて、国に申し出ることが可能になる。

③患者の申し出を受けた国は、自由診療部分の安全性や有効性を審査する。④治療法などが初めての場合では原則六週間、この制度での前例があれば原則二週間で治療を始められる。既に混合診療として認められている「先進医療」などに比べ、審査期間が五分の一程度に短縮される。

⑤いよいよ国から承認が下りて、「治療を開始]します。
この治療での問題は費用です。 一般的な治療や検査、注射などは公的保険でカバーされるが、自由診療の部分は全額自己負担となる。国立がん研究センターが昨年、欧州や米国で承認されているが、日本では未承認の薬を一カ月間使った場合の費用を試算した結果、例えば骨肉腫の「ミファムルチド」は約千九百万円、急性リンパ性白血病の「ブリナツモマブ」は約七百二十五万円など非常に高額となった。

患者団体は「一部の裕福な人しか使えない制度になるのではないか」と懸念する。厚労省はより多くの人が、少ない負担で新たな医療を受けられる環境をつくるため、患者申し出療養を実施する医療機関に対し、工程表の作成を義務付ける。

工程表には保険適用が可能になる時期の目標や、どのようにデータを収集していくのかといった内容を記載する必要がある。

C.(何が問題になるのでしょうか?)

1.確かに保険きかない医療も、患者が希望すれば受けれるようになります。この場合は「高額な医療費」が必要になります。

2.安全性・有効性が不確かな国内未承認の薬が使われます。ここでも「高額な医療費」が必要になりますし、「健康被害がおきても患者の自己責任」となります。

3.保険外の高額な薬代も患者負担となり、「低所得者にははらえない」と言えます。これらから言えるのは、「お金のあるなしで受けられる医療に格差が持ちこまれ、いのちの安全は自己負担!」と言えます。

4. この混合診療が一般的になれば、「日本の誇るべき「皆保険」制度が崩壊させられるのではと思います」。
この事,一般的ないい方では「医療の産業化」と言えます。米国の「医療保険会社」がアメリカだけでなく、日本もターゲットに、「医療で商売をしよう。」と言う事になるのではと危惧致します。

5.この混合診療の拡大で、「保険のきく医療は縮小し、現在の自己負担に加え保険外診療の全額自己負担はますます増大するのは目に見えます。」


D.(医療は本来無料、これが世界の常識ではないでしょうか。。)
本来は、医療は無料、これこそが「世界のすう勢」と思います。「医療は産業化」ではなく、「権利として無料」これではないでしょうか?

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公的医療保険と混合診療 

日本では公的医療保険が使える医療を原則1~3割の患者負担で受けられる。

政府は保険外の自由診療と組み合わせた「混合診療」を原則禁止している。全面解禁すると科学的根拠のない医療が広がったり、患者に保険外の負担を求めることが一般化したりする恐れがあるからだ。

2006年には一部の先進医療などに限って、例外的に組み合わせを認める「保険外併用療養費制度」を創設。先進医療は全額自己負担で、一般的な治療などは保険でカバーされる。「患者申し出療養」は同制度の一部として始まる。

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