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zoom RSS 世界が踏み出した 「核なき未来」への道 核兵器禁止条約国連会議で採択  2017年8月8日(その1)

<<   作成日時 : 2017/08/10 14:48   >>

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 地球上で初めて広島と長崎に原子爆弾が投下されてから七二年。世界は「核兵器のない世界」への確かな一歩を踏み出しました。七月七日、国連会議で核兵器禁止条約が一二二カ国の賛成で採択されました。この条約の画期的な点とは? 長崎の被爆者・山本英典さんと、原水爆禁止運動を担い、三月の交渉会議にも参加した高草木博さん(原水爆禁止日本協議会代表理事)に聞きました。

生きている間に達成された

東京都原爆被害者団体協議会副会長 山本英典さん

涙が出る、本当にうれしい

 これまで、核兵器を違法とする国際条約はなく、日本政府も核兵器は「違法ではない」と言い続けてきました。「何が合法だ! あんな残虐で、非人道の極みの兵器が!」と悔しかった。

 一二歳の時、爆心から四・二km地点で被爆しました。八月九日一一時二分、突然「真っ白なベール」に包まれました。同級生三〇人のうち、直爆死は二人、一二人が多発性骨髄腫、多臓器不全、がん、自死などで若死にです。私も、一九九五年、原因不明の大量下血をして以降、胃がん、大腸がん、心疾患など大病つづきです。

 長年、核兵器廃絶と原爆被害への国家補償を求める活動をしてきましたから、核兵器禁止条約の採択は、本当にうれしかった。「核兵器=違法」と国際社会が認めたのです。しかも、開発から使用、威嚇まで全てが禁止、「違法」です。ひとつの大きな目標が、生きている間に達成されました。人類にとっても大きなステップです。

 また、被爆者の果たしてきた役割が評価された上、被爆者「援助」も書き込まれました。各国の申請や報告で国連の管理機関が状況を監視するしくみも。国連中心で本気で「核なき世界」をめざす、行き届いた条約です。

 一方、日本政府はこの条約締結に向けた国連会議に参加もせず、そっぽを向きました。歴代内閣は、毎年八月六日、九日に「核兵器をなくす」などと言いますが口先だけ。怒りが込み上げます。

ヒバクシャ国際署名

 昨年四月から私たちは、「ヒバクシャ国際署名」を呼びかけてきました。誰でもとりくめる、誰にでも訴えられる署名です。

 署名は、選挙権と同じ民主主義の基本、意思の表明です。憲法を守る運動でもある。私たちは、幾多の被爆者署名(図)を、被爆者救援運動や立法につなげてきました。今回の条約もその成果。国際政治をも動かせることに自信を持ち、さらに生かすべきです。条約前文の結びには、「国連、国際赤十字、…ヒバクシャの“努力(the efforts)”を認識し、以下のように合意した」とあります。ひとりひとりの人間の、非人道な核兵器に対する怒りが国際政治を動かしたことが、「努力」という言葉に表されています。署名はこの「努力」を数字で表すものです。

 現在約三〇〇万筆。これが全世界で億単位に広がれば、各国は自信を持って条約批准、実行に向かえます。日本でも国民の声で後押しして政府に批准させましょう。

画像


被爆者運動のこれから

 私たち被爆者は様々な分野の人にささえられ、励まされて運動してきました。被爆者に接することで、否応なく核兵器が非人道的なものだと知り、「核兵器廃絶」への思いに至るからでしょう。今回の条約採択はこうした協力の成果でもあるから、なおうれしい。

 被爆者は年をとり、自分で署名を集めることも難しくなってきました。一方、被爆者が訴える「ヒバクシャ国際署名」だからと、署名を集めて被爆者へ返し励まそうという活動もあるそうです。平和市長会議の呼びかけで、多くの自治体の長(七月二四日現在の集計で七四六人)も署名しています。

 「二〇二〇年まで」を目標にしていた核兵器禁止条約を、一七年に採択した世界の動きは予想もつかないものでした。このスピードに追いつくべく日本でも、そして被爆者も、まだまだやりますよ!

(丸山いぶき記者)

やまもと・ひでのり
 東京で暮らす被爆者でつくる「東友会」の業務執行理事。東京都原爆被害者団体協議会副会長。2003年から、原爆症集団訴訟原告団長、ノーモア・ヒバクシャ訴訟原告団長

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